「腰痛専門家」がアーユル チェアーを薦めるワケ|腰痛予防・姿勢改善のアーユル チェアー

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「腰痛専門家」がアーユル チェアーを薦めるワケ

現代人は1日の半分近い時間を座って過ごすと言われています。けれども、もともと人間の骨盤は座ることに不向きな形状をしているため、姿勢への意識を働かせ続けないとすぐに骨盤が後ろに傾いて、猫背になってしまいます(画像A)。この猫背姿勢こそが、腰痛をはじめとする万病の元になっているのです。
現在日本には2800万人の腰痛患者がいると言われ、今や社会的な問題となっています。腰痛症の発症原因も座り姿勢の癖にあります。オーストラリアの研究機関の発表によれば、1日6時間以上座り続ける人は、死亡率が50%近くも高くなることが判明しています。つまり、長い時間座り続けること自体、体に良くないわけです。
医学的に安全だと推奨されている姿勢は、脊柱がS字カーブになった姿勢です。これを「ニュートラルポスチャー」と呼びます(画像B) 。24個の骨と関節で構成されている脊柱は、ニュートラルポスチャーになっているときに、安定性と剛性が最も高くなります。そして、脊柱の衝撃緩衝材である椎間板や靭帯、関節包、筋肉への負担が最小になるのです。1日のうち、どれだけの時間をニュートラルポスチャーで過ごせるかが、健康的な暮らしを送るための鍵を握っているのです。
私がアーユル チェアーをお薦めするのは、この椅子がニュートラルポスチャーに導いてくれるからです。

ニュートラルポスチャーで座っているときは、上半身の重さを「背骨」で支えることができるので疲れ難く、首・肩・腰部にストレスが集中することはありません。
けれどもニュートラルポスチャーが崩れると、上半身の重さが筋肉や靭帯、椎間板に集中するため、首の痛みや腰痛などのリスクが一気に高まるのです(画像A・B)
理想的な姿勢で座るためには骨盤を立てて、坐骨を感じながら座る感覚を身につけることが不可欠です。

しかし、骨盤を立ててニュートラルポスチャーで座りたいところですが、フラットな座面の椅子では相当に頑張らないと、ニュートラルポスチャーになることすら出来ません。
これまで教育機関や民間の企業で座り姿勢のセミナーを開催し、腰痛になりにくい座り方についてレクチャーしてきましたが、少なくとも5つのアドバイスをしなければ、理想とする姿勢にはなりませんでした。それだけ「普通の椅子」では、骨盤を立てて座ることがとても困難なのです。
一方で座面がユニークな形状になっているアーユル チェアーは、坐骨で座る感覚を養うのに適した椅子だと言えます。

多くの人は何らかの作業をしながら座っているので、姿勢にばかり意識を働かせておくわけにはいきません。「意識しなくても自然とニュートラルポスチャーを維持できる椅子はないか」と、理想の椅子を探し求めていたときに出会ったのがアーユル チェアーでした。
これまで1100人以上の腰痛患者の方々が、私のスタジオでアーユル チェアーに試座していますが、座った瞬間「この椅子はなんですか?」、「これなら腰に負担がかからなそうだ」というような、驚きを伴った感想をもらします。頭で考えてではなく、体で違いを感じるようです。
特にアドバイスをしなくても、アーユル チェアーだと理想に近い姿勢におさまることが、この椅子の最大の特徴なのです。

椅子に座る欧米の生活様式と違い、日本は床に座る生活様式が長く定着していました。椅子に慣れ親しんでいる欧米の人たちは、スクワットに似たフォームで座るのですが(画像A) 、膝をたたんでに座っていた日本人は、膝と股関節を使ってしゃがむスクワットが下手です(画像B)。逆に、欧米人は膝を畳んで床に正座することが苦手です。お尻を突き出す欧米人と、膝をたたむ日本人では、まったく異なる座り方と体の使い方をしているわけです。しかし、ほとんどの人が椅子に座るようになった今では、スクワットフォームで座れないことが、不良姿勢を招く原因となっています。

正座に慣れている人は下半身を安定させるために、膝と膝の間を開けて座るのですが(画像C)、実は椅子に座るときにも、この座り方をそのまま応用した方が、ずっと安定して楽に座れるのです。
人間工学的な観点では、(くら) にまたぐ乗馬スタイルが理想的な座り方だとされているのですが、理由は股を開いて座ることで骨盤が立ちやすく、背骨がニュートラルポスチャーに収まるからです(画像D)
床座様式から椅座様式に変わった今、椅子に「座る」というよりも、乗馬のように椅子に「またぐ」ようなイメージで座ることを強く推奨します(画像E)

またぐようにして椅子に座るには、座面の形状が重要な役割を果たします。自転車のサドルを思い浮かべてください。あんなに小さな面積しかないのに、しっかりと骨盤をサポートしつつ、両脚の股関節と膝関節のダイナミックな動きを可能にしています。座面の面積が小さいサドルに座っていても、お尻や腰が不快になることはないはずです。
大昔から椅子の座面と背もたれは、大きい方が快適だと思い込まされてきましたが、必ずしもそうではありません。むしろ、座面が (くら)やサドルのような形をしている方が、太ももの裏側にある血管と神経を圧迫せずに、より快適に座り続けることができるのです(画像A)
アーユル チェアーは、(くら)とサドルのおいしいところを合わせた形状になっているので、座るだけで開脚して骨盤が立ち、坐骨を感じながら座り続けられるのです(画像B)

他のどの椅子よりも脚が自由になるアーユル チェアーは、足の置き場と膝の角度で骨盤の傾斜と脊柱のカーブをコントロールできます。これは平らな座面の椅子では不可能なことです。
「足幅を広くして膝を90度以下に曲げると、骨盤が前傾して腰の反りが増強され、逆に、膝を100度以上にすると骨盤と腰の反りが緩やかになります(画像A・B) 。長時間座り続ける場合は後者の方が疲れにくく、姿勢を正したり、短時間で集中的に作業をする場合は前者が適しています。
ずっと同じ姿勢を維持すよりも、「寝返り」をうつように、ときどき膝の角度を変えて姿勢を変化させることが大切です。

腰痛の代表的な症状に椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり・分離症、坐骨神経痛があります。
これらは全て骨や関節、椎間板といった器質・構造的な問題が原因で生じる問題だと考えられてきました。

しかし、近年では「80%以上の腰痛症は、筋肉や筋膜、靭帯、関節包などの組織に炎症が起きて発生する」という考え方が、主流になりつつあります。筋肉や筋膜の問題が原因で起きる腰の痛みを「非特異的腰痛」、「第3の腰痛」と呼びます。このタイプの腰痛であれば外科的な処置を必要とせず、日頃から骨盤を立てて、腰の緩やかな反りを保っていれば着実に症状が緩和していくのです。
その代わり、骨盤が後傾して腰が丸まった姿勢で過ごしていたら、症状が改善することはなく悪化の一途を辿ります。けれども、座面が平坦な「普通の椅子」に座わると腰が丸まりやすいので、大変多くの人たちが座っているときに腰痛を悪化させています(画像A)

腰痛を根本から改善して再発を防ぐためには、椅子選びを慎重にすることがとても大切です。多くの日本人は机に合わせて椅子を選びますが、椅子に合わせて机を選ぶのが正しい順番です。
私が診ている患者さんで、アーユル チェアーに座るようになってから症状が悪化したケースはありません。理由は、坐骨で座ってニュートラルポスチャーが維持されているからです。過去に椅子に座るのを怖がっていた人でも、この椅子に座るようになってから、座ることに対する不安が和らいでいます。
アーユル チェアーは、一日も早く腰痛を治したい人だけでなく、万人に推薦できる椅子なのです。
これまで特定の椅子を推奨することはありませんでしたが、いつまで経っても私が望んでいるようなかたちの椅子が普及しないので、私はこの椅子をより多くの人に薦めることにしました。慢性的な腰痛に苦しんでいる人たちが、この椅子と巡り合うことによって、痛みと不安のない暮らしを取り戻せるように強く願っています。