今、子どものからだと心がおかしい|腰痛予防・姿勢改善のアーユル チェアー

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今、子どものからだと心がおかしい
教えてくれたのはこの方!日本体育大学教授 体育科学博士 野井真吾先生

野井先生、どうして最近そんなに「背中ぐにゃ」の子が増えたのでしょう?やはり現代生活の運動不足による筋力の無さでしょうか?

それはとても大きな理由のひとつです。現在の子どもは姿勢を保つのに必要な体幹の筋力が弱っています。ただ運動部の子だったり筋肉があっても授業中の姿勢の悪い子がとても多いです。

となると…他にはどんな理由が考えられるのでしょうか?

まず、TVやゲーム、スマートフォンなどによる神経刺激が加わって夜型になり睡眠の質も低下していること。子どもの睡眠障害は近年大きな問題となっています。睡眠がうまくいかないと日中の活動力が低下します。

するとますます外で遊ばなくなって筋肉を使わなくなり、悪循環になりますよね。

そうですね。運動は筋力がつくだけでなく、大脳に刺激を与えるために覚醒水準も高くなります。また、日中に太陽の光をしっかり浴び、昼夜のメリハリをつけることも重要です。

たくさん運動をして夜はぐっすり眠る、子どもらしい生活を、ということですね。

これらの事から見て、いまの子ども達には「セロトニン」の不足が起こっているのではないか?というのが我々の考えです。
「セロトニン」とは姿勢を保つのに必要な抗重力筋や気分の安定、睡眠導入ホルモンと称されるメラトニンの生成にも重要な役割を果たしているものです。

さまざまな要因が絡んでいるのですね。
姿勢が悪くなると二次的にどんな弊害をもたらすのでしょうか?

悪い姿勢を続けると、様々な身体のトラブルを引き起こしますし、身体の成長に支障をきたします。
今度は先ほどの表の中学生・高校生のものを見てください。中学生以上では大人だけのものと思われていた「腰痛」がランクイン。なんと高校では「首・肩のこり」が74.5%で第一位になっています。

中学生から腰痛・肩こりですか…。
それではますます運動もしなくなりますね。

姿勢が悪いことは身体面だけでなく、精神面にも影響を及ぼします。「背中ぐにゃ」のような姿勢では覚醒水準が下がり、集中力も保てなくなります。近年、集中力がないとか授業中じっとしていられない子が増えたのも、姿勢問題が大きく関連していると思います。

「精神がたるんでいるから姿勢が悪くなる」のかと思っていましたが「姿勢が悪いから精神がたるむ」とも言えるんですね!

姿勢を保つには前述のとおり筋力や良質な睡眠がとても大切です。しかし、それと同じくらい重要であり、もっと直接的に影響しているのが、そもそも机や椅子が子どもの身体に合っているのか?という事です。
合わないものを使っていればどうやっても良い姿勢を保てなくなります。

確かに成長期の子どもは同じ年でもかなり対格差があるのに調節もできない椅子に座っていますね。

日本の教育現場は椅子や机の重要性に対する認識が低いのが現状です。
最近、学校の身体測定の項目から座高の計測が除外されることになりましたが、それについて非常に懸念しています。

座高計測廃止はニュースでも報道されていましたね。「あまり意味がないから」とされていましたが、実際のところどうなんでしょうか?

今後、子どもの身体のことを考えるならば意味がないどころか重要な数値だと思いますよ。座高の計測というのは机や椅子の高さを決めるのにも必要ですし、身長に対する座高の比率などで足腰の筋肉の弱化など色々なことがわかるんです。

毎日長時間座り続ける訳ですから、かなり大切ですよね。もっと学校単位でも姿勢や椅子の大切さを考え、取り組んで欲しいものですが。

成長期の身体づくりへの影響はもちろん、姿勢を正すことで覚醒水準が高くなることもわかっています。頭が冴えてくるということです。
以前、正しい姿勢とそうでない姿勢とでそろばん塾で実験をしたところ、計算の結果にかなり違いが出たこともあります。

身体のためだけではなく、精神面・学習面にも大きな影響があるのですね。

日中、太陽を浴びて外でしっかり遊ぶ。それとあわせてこれまで軽視されていた机・椅子のサイズや、正しい姿勢が取れる椅子かどうかということに気を配って頂きたいです。
アーユル チェアーは自然と正しい姿勢が取れるだけでなく、悪い姿勢と良い姿勢の違いを子ども自身が感じることができ、姿勢教育的効果があるのも良いですね。こういった椅子が広まることで、子どもたちの姿勢を正すことが期待できると思います。

子どもの姿勢作りの大切さがよくわかりました。
野井先生、本日は大変ためになるお話をありがとうございました。